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LastUpdate 2016/05/04

富士山吉田ルートのバイパス

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吉田ルートのバイパス道について解説。



登山道~下山道

緊急下山のときに

吉田ルートの全ての山小屋には、ブル道が繋がっています。これは、山小屋へ物資を輸送するクローラーが通る道です。吉田ルートでは、ブル道が下山道になっているので、体調悪化や怪我などで途中から下山をするときに利用出来ます。

但し、下山道から山小屋へのバイパスは、本来登山者の通過を禁止しています。山小屋側から抜ける際は、山小屋の従業員に一声掛けて、許可を取るべきでしょう。

クローラーに注意

また、日中はクローラーが通行しています。ブル道ではクローラーの通行が優先されますが、すれ違いの際は路肩から転落しないように充分注意してください

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白雲荘~須走口8合目(吉田口下山道)

白雲荘側


バイパスルート図
(2007年版『山と高原地図』昭文社)


白雲荘向かって左がバイパス登り口

白雲荘側のバイパス入口は、建物向かって左になります。扉が設けられているので、従業員に許可を得てから通過するようにしてください。

白雲荘から須走口8合目の江戸屋(下江戸屋)までのバイパスは、滑りやすい砂利道の登りとなっています。

(注意:江戸屋から須走口下山道への分岐地点は、今年(2014年)から吉田口側寄りへ付け替えられる予定です。写真のルート図の場所からは変わりますのでご注意ください。)

Check Point!

メリット(利点)

  • 白雲荘から、そのまま下山する場合
  • 吉田ルートが渋滞の際は、本八合目まで回避出来る。但し、本八合目でまた吉田ルートに合流する
  • 吉田ルートから、比較的空いている江戸屋へ移動して宿泊する場合
  • 須走ルートから、白雲荘への移動
白雲荘~江戸屋
標高白雲荘3,200m
江戸屋*3,260m
標準コースタイム-
標高差+60mコースタイム実例吉田から約10分
須走から約5分
距離*大よそ300m
*管理人による食事・トイレ以外の小・中休憩時間を含む実測(ストック使用)。
標準コースタイムは昭文社発行の『山と高原地図 富士山 御坂・愛鷹』2012年版から引用。基準として①40~50歳の登山経験者②2~5名のパーティ③山小屋利用を前提とした装備(テントを持たず比較的軽量という意味)④夏山の晴天時としています。※食事やトイレなどの休憩(大休止)を含まない正味の時間であり、休憩等を含む実際の登山ではさらに時間が掛かりますので、計画を立てる際には注意が必要です。

江戸屋側

江戸屋から白雲荘までは、下りとなります。元祖室への分岐も近くにあるので、間違えないようにしましょう。

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吉田ルート~須走ルート

吉田ルートの下山道と須走ルートを繋ぐバイパスルートが2本通っています。

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6合目~須走口6合目(長田山荘)

吉田ルートの6合目から須走口6合目の長田山荘までを繋ぐバイパスがコノスジ中途道(なかとどう)です。砂礫と樹林帯をトラバース(横断)します。起伏も緩やかで、キツイところはありません。

バイパスとして使うにはメリットはあまり無いですが、吉田ルートでは味わえない樹林帯歩きを楽しめます。このため、花の季節に、それだけを目的にしてハイキングを楽しむ人も多く居ます。

Check Point!

メリット(利点)

  • 6合目の樹林帯は石楠花(しゃくなげ)の群生地で、例年7月中旬から8月上旬にかけて見頃を迎えます
  • 比較的交通の便のいい富士スバルライン五合目から混雑のない須走ルートへ抜ける場合。また、その逆
  • 滑りやすい九十九折(つづらおれ)が続く吉田ルートの下山を避けて須走ルートに迂回する場合(但し、須走ルート側では登山道を下るか、下山道の砂走りからブル道を登り返す必要がある)

詳細は、以下のページをご覧ください。

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7合目~須走口6合目(瀬戸館)

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