富士山吉田ルートのバイパス
吉田ルートのバイパス道について解説。
吉田ルートのバイパス道について解説。
緊急下山のときに
吉田ルートの全ての山小屋には、ブル道が繋がっています。これは、山小屋へ物資を輸送するクローラーが通る道です。吉田ルートでは、ブル道が下山道になっているので、体調悪化や怪我などで途中から下山をするときに利用出来ます。
但し、下山道から山小屋へのバイパスは、本来登山者の通過を禁止しています。山小屋側から抜ける際は、山小屋の従業員に一声掛けて、許可を取るべきでしょう。。
白雲荘側
バイパスルート図 (2007年版『山と高原地図』昭文社)
白雲荘側のバイパス入口は、建物向かって左になります。扉が設けられているので、従業員に許可を得てから通過するようにしてください。
白雲荘から須走口8合目の江戸屋(下江戸屋)までのバイパスは、滑りやすい砂利道の登りとなっています。
(注意:江戸屋から須走口下山道への分岐地点は、今年(2014年)から吉田口側寄りへ付け替えられる予定です。写真のルート図の場所からは変わりますのでご注意ください。)
白雲荘~江戸屋 | |||
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標高 | 白雲荘3,200m 江戸屋*3,260m | 標準コースタイム | - |
標高差 | +60m | コースタイム実例 | 吉田から約10分 須走から約5分 |
距離 | *大よそ300m | ||
*管理人による食事・トイレ以外の小・中休憩時間を含む実測(ストック使用)。 | |||
※標準コースタイムは昭文社発行の『山と高原地図 富士山 御坂・愛鷹』2012年版から引用。基準として①40~50歳の登山経験者②2~5名のパーティ③山小屋利用を前提とした装備(テントを持たず比較的軽量という意味)④夏山の晴天時としています。※食事やトイレなどの休憩(大休止)を含まない正味の時間であり、休憩等を含む実際の登山ではさらに時間が掛かりますので、計画を立てる際には注意が必要です。 |