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LastUpdate 2016/04/28

登山前の準備と確認

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お出かけの、その前に。


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登山前にしておくべきこと

一度富士登山を始めてしまうと、ちょっと忘れ物をしたからといって気軽に帰ることは出来ません。また、途中で起こるアクシデントも事前に予想して備えがあるかどうかで、その後の展開は大いに違ってきます。ここでは、その『事前の備え』について説明したいと思います。

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道具の確認

忘れ物をしないことは当然ですが、自宅を出る前に確認しておきたいことを列記します。

ヘッドランプの点灯の確認
いざ必要なときになって「点灯しない」ではシャレになりません。実際に頭に着けて、操作してみましょう。ベルトの長さの調節も忘れずに。
試用
ザックカバー、スパッツ、レインウェアなど、現地でまごつかないように、事前に装備してみましょう。レインウェアを袋に仕舞うやり方も覚えておいた方がいいでしょう。
ザックの調整
一通り荷物を入れたら、実際に背負ってみてください。そして、胸ベルト、腰ベルト、肩ベルトなど、調整出来るところは自分の体格に合わせて調節しておきましょう。但し、あまりピッタリときつくする必要はありません。例えば腰ベルトは、少し前かがみになってお腹に圧迫を感じない程度でOKです。ザックは体の動きに追従して無駄に揺れたりせず、尚且つ動きを妨げない程度に調節しましょう。ウエストバッグなども利用する場合は、同じように調節しておきましょう。
爪を切り揃える
手と足の爪が伸びていたら、切り揃えましょう。爪が割れたり剥がれたりの主な原因は、爪の伸ばし過ぎです。
バスの時刻表、タクシーの連絡先をメモする
行きのバスだけでなく、帰りのバスの時間も耐水紙にメモしておきましょう。下山が遅れた場合に備えて、計画より後の時間もメモを忘れずに。どうしても面倒であれば、バス会社のサイトから時刻表のページを画像としてスマートフォンに保存しておくという手もあります。最終バスに間に合わない可能性も考えて、使用する予定が無くても、地域のタクシー会社配車連絡先もメモしておくと安心です。
裏技その1

飲み物の温度を長く保つ秘訣

飲み物の温度を冷たいまま、温かいままに保つ保冷保温水筒。折角使うのであれば、出来るだけ最初の温度を長持ちさせたいですよね。

保温保冷水筒は、容器の中は金属ですが、自然状態では中に入れるものとの温度差があります。その温度差は、中身の温度を保つ上で障害になるので、中身を入れる前に予冷、予熱行うことで、より長持ちさせることが出来ます。

温かいものを入れるときはお湯を、冷たいものを入れるときは氷水を入れて、10分ほど温度に馴らしてから、本当の中身を入れるといいでしょう。さらに、断熱性の外カバーで包むと効果がアップします。

お湯を購入出来る山小屋もあります

それでも、御来光までお湯の温かさが持続するとは限りません。特に山小屋に宿泊するなど時間が長く経つと冷めてしまうでしょうから、山小屋を出立するときにお湯を購入出来るか、事前に確かめておくといいでしょう。

このサイトの山小屋紹介ページではそこも調べて書いてはおりますが、夜明け前は山小屋もバタバタするので、その時間帯でもお湯を販売しているのかどうか、保証は出来ません。ご自身で確認していただくのが最善です。

冷たい飲み物

また、冷たい飲み物はお腹を下す原因になるので、登山ではあまりオススメしません。登山中にポンポンが痛いと大変つらいものです。それでも冷たいものが飲みたいのであれば、保冷水筒は重いのでやめて、ペットボトルを凍らせて持って行きましょう。
但し、そのままザックに入れると水滴がついて水浸しになるので、100円ショップなどで断熱材のボトルケースを購入しましょう。水滴がつくのは、冷たいボトルの周囲の空気が結露することが原因ですので、断熱材で覆えば外側に水滴がつくことはありません。他の食材と一緒にして、簡易保冷材として利用することも可能です。

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軽量化

1gといえども、1,000m以上の高度差を持ち上げるのは、それだけエネルギーを消費します。登山に必要ないものは外したり家に置いていきましょう。登山口や登山バスの発着駅にコインロッカーが有れば利用するのも有効です。

会社の鍵、携帯のストラップ類や装飾品など
普段身に着けているものでも、登山には不要なものがあるはずです。
財布と小銭
財布や、その中のあまり必要のないカード類、100円玉以外の小銭も集まると意外な重さに。ズボンのポケットに入れておくと、汗で汚れる心配もあります。100円ショップで売っているような小さいナイロンケースにまとめると軽くなります。但し、万が一の車上荒しを考えてカード類を車に残すのは避けましょう。
共同装備で荷物を融通しあう
例えば、夜間に登る予定でも、ヘッドライトの予備電池を2人で1セット、5人で2セットなどと行程の時間に合わせて削れるところは削りましょう。それを前提に、パーティの使用電池を単三や単四で決めて揃えておくことも必要です。
メンバーを別行動させない前提であれば、装備を融通し合う事で削れる装備は他にもあるはずです。
眼鏡ケース
私は、昼間はサングラス、夜は運転に使う眼鏡をかけますが、二つもケースを持つのは無駄だと思い、サングラスに合わせた大き目のケースを一つだけ持っていきます。
水筒を使わない
登山で喉が渇いたときに、冷たいものはとてもおいしく感じます。ですが、保冷水筒は意外と重いものです。冷たくなくても水分補給の効果は変わらないので、あえてペットボトルで済ませてしまうのも手です。但し、御来光登山では温かい飲み物があると身体を温められるので、保温水筒を使う分にはいいでしょう。
複数人数のグループで登る場合は、水筒をひとつにまとめると保温も長続きして効果的です。体力のあるお父さんなど、リーダーに持ってもらえば、他のメンバーが楽になります。
飲料水や食料は山小屋で補給
長時間の登山を予定する場合、荷物の中で最も重いものは「水」だったりします。この水を、登山中は最低限の量に抑え、不足分は山小屋で補給しつつ進むようにすれば、かなりの軽量化になります。しかし、吉田ルート以外は山小屋の間隔が大きいこと、概して物の値段が高いことは覚えておいてください。また、夜間は売店を閉めている山小屋もあるので、事前に確認しましょう。
装備自体の軽量化
雨具やダウンなど、登山用に開発されたものは、軽量かつコンパクトに作られています。装備を入れるザック自体もメーカーやモデルによって重さに大きな違いがあります。ザックは試着して自分に合うことが大前提ですが、その中で軽いものを選ぶことも大切です。しかし、高性能な山道具はその分値段も高いのが悩みの種ですね。
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