HOME ページ選択 吉田ルートの山小屋鎌岩館宿泊料金一覧予約状況一覧

文字サイズ

標準特大
LastUpdate 2017/06/28

七合目(2,790m) 鎌岩館

このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る

営業期間 2017年7月1日(土)~9月9日(土)
予約受付2017年 5月1日より
営業時間売店24時間
宿泊収容人数個室有り150名
チェックインIN13:00~19:00(夕食付の方)
消灯19:00~20:00
OUT5:30までに退室
トイレ使用料200円:[洋式] 水洗
その他 更衣室有
お湯販売100円/100mlあたり・200円/持込カップ麺に給湯
コンセント[小部屋・個室のみ]
AED有(自動体外式除細動器)
注意事項 火器[屋内] 使用禁止/[屋外] 使用可能(混雑時は不可)*
※当サイトは山小屋とは無関係な個人が運営しており、上記情報は各山小屋の公式サイトや直接問い合わせするなどで得たその時点における情報であり、内容について一切保証・補償は出来ません。※営業期間、営業時間などは目安であり、天候、曜日、時期などにより変更される場合があります。*火器(バーナー・コンロ)を使用する場合は、山小屋に一声掛けるのがマナーです。強風時や混雑時は断られることがあります。

鎌岩館概要

※写真は許可を得て撮影・掲載しています。値段などは撮影時から変更されている可能性があります。

2016年に全面改築(新築)されました

安産の神様と不動明王が祀られている山小屋です。2016年の7月に、全館新しく建替えらました。

鎌岩館のすぐ下に七合目救護所があり、開設期間中であれば24時間無料で診察が受けられます。仮に高山病になっても、すぐに診察、応急処置を受けられるので、宿泊のときも不安が少ないと思います。

夜はムーディな雰囲気に

室内は、適度に窓が配されて明るい日差しを取り入れています。夜には、間接照明やぼんぼりのような柔らかい光で落ち着いた雰囲気を醸し出し、夕朝食時にはJazzやクラシックピアノのBGMがかかるなど富士山には珍しいオシャレな山小屋となっています。

Check Point!

山小屋ミュージアム

鎌岩館の由来

鎌岩館の名前の由来

鎌岩館という名前は、七合目一帯の岩場を指す「鎌岩尾根」から来ている。漢字としては、釜岩、神満岩などと書かれたりもするが、その名前の由来は、尾根の形が鎌状に曲がっているからとか、岩場を遠くから見ると梵字(ぼんじ)の「カンマン」という字に見えるからなど、諸説ある。鎌岩という言葉が初めて登場するのは福徳3年(1491年)で、この尾根に存在する小屋の記録としては、元文4年(1739年)の「かま岩小屋売渡証文」というものが発見されている。確実に鎌岩館の事が書かれているものには、万延元年(1860年)の「富士山道知留辺」があり、茶屋として親しまれていたことが書かれている。

安産の神様

鎌岩館の横には、8畳ほどの小さな溶岩洞窟が残っている(非公開)。溶岩洞窟とは溶岩が冷えて固まる際に、内部に空洞が生じたもののことを言い、富士山周辺で最長のものは長さ2kmにも及ぶ。 鎌岩館の溶岩洞窟内部には、岩の間から伝う清水が滴り落ちていて、古来よりそれを母乳にみたてて、「飲むと乳の出が良くなる」ものだとして考えられていた。さらには、母乳が出ることから転じて安産をもたらすとされ、洞窟内に安産守護の神が祀られるようになった。現在ではこの安産の神様は、小屋内の神棚に祀られている。

不動明王

密教の中で、それぞれの本尊を表すのに「種子」とよばれる梵字が使われている。護符や曼荼羅には仏尊の絵姿を書く代わりに、一文字で仏を表すことのできる種子を用いることが多くある。鎌岩の由来になったと言われる「カンマン」という字は、不動明王を表す字であり、鎌岩館にも不動明王が祀られているほか、鎌岩尾根に位置する七合目の小屋の多くが不動明王を祀っているのは、その名の由来と関連していると考えることも可能だろう。

▲TOP

軽食・売店

宿泊客以外への暖かい食べ物はカップラーメンなどに限られますが、24時間対応で提供しています。なお、宿泊客以外の人は、飲食物は外のベンチで食べることになります。

「世界遺産」の文字が入った焼印は、撮影時点で鎌岩館さんだけではないかとのことでした。というのも、世界遺産に正式に決まる前に作ったそうで、果敢な決断が功を奏したということですね。

Check Point!

鎌岩館 オリジナル商品

安産グッズと富士登山記念バッヂ

写真の『安産グッズ』と『富士登山記念バッヂ』は鎌岩館オリジナルのもので、売店で販売しています。

▲TOP

宿泊

鎌岩館の看板には、その日の空室状況が掲示されています。予約せずに登っている方は、これで確認するといいでしょう。

寝床は二段ベッドで、寝具は寝袋を使用しています。下段でも高さがあり、圧迫感を感じることもあまりなく済みそうです。基本的に男女が隣り合うことのないように配慮して割り振られるようです。

部屋にもよりますが、採光の窓もあり、明るく開放的な造りとなっています。

完全に仕切られた個室

個室は、木製の扉で完全に仕切られた部屋タイプとなります。

個室には、スマートフォンの充電などにも使えるコンセントが備わっています。但し、利用出来るのは、発電機を回している夕方ごろから明け方までとなるようです。

小部屋は二つのタイプがあり

小部屋は、左右が壁、正面はカーテンで仕切られたスペースとなります。窓のない角部屋と、小窓のある中部屋のタイプがあります。小窓からは天気が良ければ日の出や夜景も見られるようです。

小部屋にもコンセントが備えられています。

安心な更衣室

更衣室も用意されています。扉に鍵が掛けられる女性も安心な個室タイプが二箇所、他にカーテンで仕切られた簡易更衣室もあります。

▲TOP