安易な救助要請が増えている印象
8月25日、富士宮ルートで救助要請が立て続けに三件相次ぎました。午前11時過ぎには66歳男性が下山中に転倒し足を負傷。午後1時には26歳女性が頭痛。同30分過ぎにはやはり下山中に転倒して足を負傷した61歳の女性からです。
転倒した二人の足の負傷がどの程度か分かりませんが、二人とも7合目であり、足を引きずったとしても時間的に日没までに5合目に戻ることは可能ではなかったでしょうか?
頭痛を訴えた女性については、場所が6合目ということもあり、救助要請には大いに疑問です。富士宮ルートの6合目は富士山のルートの中でもとりわけ5合目に近く、同行者も居たということから立っていられないほどの激烈な頭痛でもなければ、荷物を肩代わりするなどしてどうにか下山出来たのではないでしょうか。
すべて記事の乏しい情報からの憶測に過ぎませんが、この記事の裏には同じように怪我をしながら救助要請せずに自力下山した多くの人たちが居るはずです。やはり自分の身は自分で守る、自分の足で登り自分の足で下りる、その原則を肝に銘じて登山に臨みたいものですね。