須走口五合目 バスでの行き方
須走ルートへ電車とバスでアクセスする方法と注意点。
須走ルートへ電車とバスでアクセスする方法と注意点。
一般向けの須走口五合目(標高1,960m)
実際に自分の足で山を登り始める登山道の入口を、登山口(とざんぐち)と言います。このページでは、その登山口までの電車とバスでの行き方を説明致します。
富士山の四つある登山口のうち、須走ルートの登山口は、須走口五合目と、旧馬返し(きゅううまがえし)があります。
経験者向けの旧馬返し(標高1,366m)
須走口五合目は、富士山(標高3,776m)の中腹から登り始められますが、旧馬返しは、5合目よりも下の1合目から登り始めます。
旧馬返しは山頂までの標高差が大きいことに加え距離も長く不明瞭なので、ルートファインディングの出来る経験者向きです。必ず山小屋宿泊を前提にした計画を立てましょう。旧馬返しは交通の便も良くないので、そこから登る人はあまり多くありません。
旧馬返しまでは、御殿場駅から『馬返し』バス停まで登山バスが運行しています。なお、須走多目的広場から出発するシャトルバスは、須走口五合目までノンストップで運行するため、『馬返し』で途中下車は出来ませんのでご注意ください。
登山口の最寄り駅へ行くのが第一歩
須走ルートの登山口である須走口五合目へは、電車が直接通っていません。最寄の駅から、登山バスやタクシーを利用する必要があります。
登山バスは、御殿場駅と新松田駅からの二路線が運行しています。
高速バスも活用しよう
登山バス発着駅まで、電車以外にも高速バスが運行しています。
高速バスは、その名前の通り高速道路を走る長距離バスで、利用区間の距離が長いほど電車よりも安く利用出来るメリットがあります。詳しくは、以下のページをご覧ください。
路線 | 駅名 | 送迎用駐車場 | タクシー乗り場 (5合目までの距離) |
---|---|---|---|
登山バス1 | |||
御殿場線 | 御殿場駅 | 有(無料) | 有(21.3km) |
登山バス2 | |||
小田急線 | 新松田駅 | 無 | 有(42km) |
利用の注意点
登山だからと言って、バスもタクシーも特に違いがあるわけではありませんが、使い方によって便利さが違って来ます。ご自分の計画に合わせて、最適な手段を選びましょう。
タクシーは、多人数のグループで
タクシーを使うと、バスよりも自由なスケジュールで行動出来ます。登山帰りに温泉に寄ったりするにも便利です。
御殿場駅
御殿場駅にはタクシー乗り場があり、電車の運行している時間はタクシーが常駐しています。
御殿場駅 ⇒ 須走口五合目 | |||
---|---|---|---|
バス | タクシー | ||
所要時間 | 行き1時間 帰り55分 | 所要時間/距離 | 38分/21.3km (迂回ルート*:44分/27.3km) |
運賃 | 片道1,540円 往復*2,060円 | 昼間 | 小型5,900円 中型6,900円 大型8,300円 ジャンボ8,600円 |
夜間(2割増) (22:00~5:00) | 小型6,900円 中型8,100円 大型9,900円 ジャンボ10,200円 | ||
※バス運賃は大人/中高生料金。子供料金は半額(10円未満切上げ)。小型[客4人乗車]/中型大型[客5人乗車]/ジャンボ[客9人乗車] *春・秋は、往復2,100円。*渋滞迂回ルートとは渋滞時に最大限遠回りになるルートで、夜間(2割増)とほぼ同じ金額になります。夜間は渋滞も解消しているので省略。※目安料金は管理人による計算です(100円単位で切上げ)。渋滞や信号待ちでは時間加算が有ります(時速10km以下の運行時間について1分20~50秒ごとに80~90円)。目安金額は、最低限必要な料金と考えてください。※所要時間は渋滞などにより変動します。※配車を依頼すると別途迎車料金(130円)が掛かります。※遠距離割引も考慮して計算しています。 |
新松田駅
新松田駅にはタクシー乗り場があり、電車の運行している時間はタクシーが常駐しています。
新松田駅からタクシーで須走口五合目に向かうメリットは無いので、目安料金は計算していません。御殿場駅からの倍以上掛かるものとみて間違いないでしょう。
新松田駅 ⇔ 須走口5合目 | |||
---|---|---|---|
バス | タクシー | ||
所要時間 | 行き1時間30分 帰り1時間30分 | 所要時間/距離 | 1時間6分/42km |
運賃 | 片道2,060円 往復3,100円 | 昼間 | 未計算 |
夜間(2割増) (22:00~5:00) | 未計算 | ||
※バス運賃は大人/中高生料金。子供料金は半額(10円未満切上げ)。小型[客4人乗車]/中型大型[客5人乗車]/ジャンボ[客9人乗車] ※目安料金は管理人による計算です(100円単位で切上げ)。渋滞や信号待ちでは時間加算が有ります(時速10km以下の運行時間について1分20~50秒ごとに80~90円)。目安金額は、最低限必要な料金と考えてください。※所要時間は渋滞などにより変動します。※配車を依頼すると別途迎車料金(130円)が掛かります。※遠距離割引も考慮して計算しています。 |
登山口を登りと下りで変えてもお安く
車と違って、バスは登りと下りで登山口を変えられる柔軟さが魅力です。ですが、「バスチケットは往復券で買わないと安くならない」と思われがちですね。しかし実際には、『フリーきっぷ』の購入で、片道切符を別々に買うよりもお得に済ますことが出来ます。
しかも、通常の往復券の有効期限が2日間なのに対して、フリーきっぷは3日間有効です。
▲行き御殿場駅 ⇒ 須走口五合目 | |
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行き先 | 往復 [得する金額] (別々に購入した場合) |
▼帰り富士スバルライン五合目 ⇒ 富士山駅・河口湖駅 | 3,100円 [▲20円](損します) (1,540円+1,540円) |
▼帰り須走口五合目 ⇒ 新松田駅 | 3,100円 [500円] (1,540円+2,060円) |
▼帰り御殿場口新五合目 ⇒ 御殿場駅 | 3,100円 [▲450円](損します) (1,540円+1,110円) |
▼帰り富士宮口五合目 ⇒ 新富士駅・富士駅・富士宮駅 | 3,100円 [470~820円] (1,540円+2,030~2,380円) |
▼帰り富士宮口五合目 ⇒ 三島駅 | 3,100円 [830円] (1,540円+2,390円) |
▲行き新松田駅 ⇒ 須走口五合目 | |
行き先 | 往復 [得する金額] (別々に購入した場合) |
▼帰り富士スバルライン五合目 ⇒ 富士山駅・河口湖駅 | 3,100円 [500円] (2,060円+1,540円) |
▼帰り須走口五合目 ⇒ 御殿場駅 | 3,100円 [500円] (2,060円+1,540円) |
▼帰り御殿場口新五合目 ⇒ 御殿場駅 | 3,100円 [70円] (2,060円+1,110円) |
▼帰り富士宮口五合目 ⇒ 新富士駅・富士駅・富士宮駅 | 3,100円 [990~1,330円] (2,060円+2,030~2,380円) |
▼帰り富士宮口五合目 ⇒ 三島駅 | 3,100円 [1,400円] (2,060円+2,460円) |
※2015年時点※値段は大人/中高生料金。子供料金は半額(10円未満切上げ)。 |
駐車場の空き待ちをすることは、出来ません
5合目手前(5合目は背後) [2013/7/23(火) 9:35]
須走口五合目の駐車場が満車になった場合、5合目手前の路肩に駐車するように誘導されます。ふじあざみラインは道幅が狭いので、空き待ちをする(させる)スペースが無いからです。
つまり、バスも渋滞につかまることなく、比較的スムーズに通行出来るでしょう。
登山は、ここから始まる
須走口五合目は、須走ルートの登山口となっています。小富士や幻の滝への散策も出来ます。
駐車場やバス・タクシーの乗り場、宿泊施設を兼ねた売店や食堂、観光案内所があります。
須走口五合目 | |
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標高 | 1,960m |
収容台数 | 200台 |
駐車料金 | 無料 |
公衆トイレ | あり |
自動販売機 | あり |
公衆電話 | ? |