HOME ページ選択 遭難事故の記録 2015年2015年12月23日

文字サイズ

標準特大
LastUpdate 2016/08/18

富士山遭難事故の記録 2015年 12月23日

このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る

富士山で起きた遭難事故をまとめています。

56歳男性 友人と登山中滑落

雪を予想していたか

天皇誕生日である12月23日の午前中に、友人と登山中の50代男性が滑落したと警察に通報がありました。この日は雨の予報で、山では雪になることは予想できたはずです。たまの休日を無駄にしたくないとの思いから、天候判断に甘さがあったのかも知れません。

News!

山梨放送の公式WEBサイトからの引用です。

富士山9合目 新潟県の男性が滑落

[ 12/23 19:47 山梨放送]

 23日午前、富士山の9合目付近で新潟県の男性が滑落し、県警の山岳救助隊が救助を急いでいる。
 滑落したのは、新潟県の50代の男性登山者。富士吉田警察署によると、23日午前11時ごろ、富士山の9合目付近の登山道から「友人が滑落した」と、一緒に登山をしていた男性から携帯電話で警察に通報があった。通報した男性はその後、滑落した友人の男性に合流し、富士山の9合目と8合目の間にある山小屋の近くで、救助隊の到着を待っているというが、ケガの程度などは分かっていない。
 23日は富士山は悪天候でヘリが使えず、富士吉田警察署と県警の山岳救助隊、御坂山岳会のメンバー合わせて、10人が5合目から救助に向かっている。男性2人は登山仲間で23日午前4時半ごろ5合目を出発し、山頂に登頂して下山している途中だったという。

ヘリも飛べない天候

救助隊は当日の夜に本八合目で要救助者と同行者を発見しましたが既に心肺停止の状態で、救助隊は同行者の安全を考え先に下山させましたが、23日、24日ともにヘリコプターが飛べる天候ではなく、救助は難航したようです。

News!

日本テレビの公式WEBサイト、日テレNEWS24からの引用です。

富士山9合目付近で滑落 男性が心肺停止

2015年12月24日 12:50

 富士山で滑落した男性が23日夜、心肺停止の状態で発見された。警察が男性の救助に向かっている。

 心肺停止の状態で発見されたのは、新潟県上越市の50代の男性とみられている。警察によると、男性は23日早朝から友人の静岡県の男性と富士山に登り、下山途中の午前11時ごろ、9合目付近で滑落した。

 通報を受けた山梨県警の山岳救助隊員らが23日午後7時過ぎに2人を発見したが、滑落した男性は心肺停止の状態だった。県警は友人の男性を先に下山させ、24日の早朝からヘリコプターで救助に向かっているが、悪天候のため活動は難航している。
▲TOP

死亡を確認

25日になり、ようやくヘリコプターで救助となりましたが、残念ながら死亡が確認されました。

News!

NHKが運営する公式WEBサイトからの引用です。

富士山滑落死は新潟の社長

12月26日 15時55分

今月23日に富士山の9合目付近で滑落し死亡した男性は新潟県上越市にある道の駅を運営する会社の社長であることが分かりました。

今月23日、富士山の9合目付近を下山していた男性から「仲間が滑落した」と通報があり警察などが捜索したところ、8合目付近で男性が倒れているのが見つかり、死亡が確認されました。
その後の警察の調べで、亡くなった男性は新潟県上越市の会社社長、青木哲也さん(56)と分かりました。
青木さんは上越市にある道の駅「うみてらす名立」を運営する会社の社長を務めているということです。
青木さんは今月23日の早朝、仲間と2人で富士山の山頂に向かい、下山中に滑落したと見られ、警察は事故の詳しい原因を調べています。
▲TOP