にっちもさっちも
7月19日に5人で登っていた家族のうち、9歳の男児が衰弱して動けなくなりました。理由は分かりませんが、立てないほどというのは相当な状態です。「これぐらいで救助を呼ぶな」という意見もあるかと思いますが、充分な休憩を取ったにも係わらず体調が回復しないということだったのであれば、救助要請という判断も強ち間違いであると決め付けられないでしょう。
準備不足や体調管理の失敗、コミュニケーション不足など、ここに至る原因は色々考えられますが、それはそれ、これはこれで、自分たちでどうにも対処出来なくなったら、早めの決断を下すことが大切です。無理をした挙句に、にっちもさっちもいかない状況に陥ってからの救助要請では、救助する方も大変です。