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LastUpdate 2016/04/28

富士山遭難事故の記録 2015年 7月19日

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富士山で起きた遭難事故をまとめています。

9歳男性 行動不能

にっちもさっちも

7月19日に5人で登っていた家族のうち、9歳の男児が衰弱して動けなくなりました。理由は分かりませんが、立てないほどというのは相当な状態です。「これぐらいで救助を呼ぶな」という意見もあるかと思いますが、充分な休憩を取ったにも係わらず体調が回復しないということだったのであれば、救助要請という判断も強ち間違いであると決め付けられないでしょう。

準備不足や体調管理の失敗、コミュニケーション不足など、ここに至る原因は色々考えられますが、それはそれ、これはこれで、自分たちでどうにも対処出来なくなったら、早めの決断を下すことが大切です。無理をした挙句に、にっちもさっちもいかない状況に陥ってからの救助要請では、救助する方も大変です。

News!

静岡新聞の公式WEBサイト、アットエスからの引用です。

開山後、静岡県側遭難4割増 目立つ強行登山

(2015/8/ 2 07:38)

 富士登山者の遭難事故が今夏、急増している。好天続きで登山者が例年以上に多いためとみられる。準備不足や無謀な計画による遭難も目立ち、県警地域課は「命に関わる事故につながりかねない」として、慎重な準備を呼び掛けている。
 同課によると、富士山が山開きした7月10日から29日までの静岡県内の遭難は24件。前年同期より7件(41・2%)多い。骨折などの重傷者も3人いる。
 大半を占めるのが急病や疲労。夜間に出発し、登山口から山頂まで一気に往復する弾丸登山者が陥るケースが多い。

<中略>

 19日には5人家族のうち9歳の男児が下山中に動けなくなり、家族が救助を求めた。男児は立てないほど衰弱していた。それぞれ同行者がメンバーの体力を考慮し、山小屋で十分な休息を取るか、途中で登頂を諦める判断ができていれば防げたとみられる。

<後略>

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