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LastUpdate 2016/04/28

富士山遭難事故の記録 2015年 7月16日

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富士山で起きた遭難事故をまとめています。

1歳5歳 寒さで震え/20代男性 道迷い

台風が来てたら迷わず登山中止に

今年は台風が多く発生し、日本に接近、上陸したものもありました。そんな中、無謀にも登山をする人たちがいるようです。

私の考えでは、強風だけなら危ないけど登山出来ないことはない。雨が降っていれば寒いし眺望も楽しめないけど、まぁお好きにどうぞ。でも、強風と大雨が両方というのは、登るべきじゃありません。

1歳の子供を連れて来てはダメ

7月16日の夜には、1歳と5歳の子供を連れた30代女性が大雨警報が出ている中を登り、寒さに震えながら山小屋へ駆け込んだそうです。いくつも問題がありますが、とりあえず1歳の子供を連れての登山は無理です。絶対に。

なぜダメかというと、1歳の子供では高山病など体調不良になっても症状を訴えることが出来ません。ですから、「気がついたら亡くなっていた」ということも有り得ます。本当に。

私の考えでは、子供の富士登山は少なくとも小学生以上で、必ず登山経験のある保護者が付き添うべきだと思います。

理解不能

同日、20代男性がライトも充分な雨具も持たずに道に迷った挙句に救助要請となりました。台風で雨風が強い中、雨具もライトも持たずに登ろうという気持ちが私には分かりません。

News!

静岡新聞の公式WEBサイト、アットエスからの引用です。

開山後、静岡県側遭難4割増 目立つ強行登山

(2015/8/ 2 07:38)

 富士登山者の遭難事故が今夏、急増している。好天続きで登山者が例年以上に多いためとみられる。準備不足や無謀な計画による遭難も目立ち、県警地域課は「命に関わる事故につながりかねない」として、慎重な準備を呼び掛けている。
 同課によると、富士山が山開きした7月10日から29日までの静岡県内の遭難は24件。前年同期より7件(41・2%)多い。骨折などの重傷者も3人いる。
 大半を占めるのが急病や疲労。夜間に出発し、登山口から山頂まで一気に往復する弾丸登山者が陥るケースが多い。

<中略>

 悪天候時の強行登山による遭難も目立つ。台風11号で大雨警報が出ていた16日夜には2件の救助要請があった。30代の女性は1歳と5歳の子どもを連れて登り、寒さで震えながら「子どもの体調が心配」と山小屋に駆け込んだ。20代の男性は照明も十分な雨具も持たずに登り、道を見失って県警に通報した。いずれも県外からの登山者で、「せっかく来たから登りたかった」などと話したという。

<後略>

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