開山初日のトラブル
静岡県側の山開きとなった7月10日、須走口5合目付近で転倒した女性が足首を骨折して救助されました。
須走口5合目の樹林帯は溶岩が凸凹しています。登るときはさほどでもないですが、下りで転ぶと骨折することもあるので、足をどこに降ろせば安全か、よく考えながら下りましょう。
富士山で起きた遭難事故をまとめています。
開山初日のトラブル
静岡県側の山開きとなった7月10日、須走口5合目付近で転倒した女性が足首を骨折して救助されました。
須走口5合目の樹林帯は溶岩が凸凹しています。登るときはさほどでもないですが、下りで転ぶと骨折することもあるので、足をどこに降ろせば安全か、よく考えながら下りましょう。
消えた女性 発見された場所は・・・
一方、富士宮口では登山イベントに参加した50代の女性が行方不明になり、70人で捜索した結果、直線距離で30kmほど離れた沼津市で発見されました。何を言っているのか分からないと思いますが、神隠しとか、そういうチャチなものじゃありません。
単に、誰にも伝えずに下山してしまった女性と、そういうことを予期して事前に離脱する場合の連絡方法や、列の殿(しんがり=最後尾)に脱落者をケアする担当者をおかなかった運営側の不備によるものです。
こういうイベントやツアーに限らず、家族であっても登山中のパーティを分割しないのは基本中の基本です。実際に、親とはぐれた子供や、子供とはぐれた親が行方不明になったとして遭難騒ぎを起こすケースが富士山に限らず多くの山で起きています。はぐれないようにすることはもとより、はぐれた場合の連絡方法、落ち合う場所などを事前に決めて、周知徹底しておくことが大事です。