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富士山遭難事故の記録 2015年 7月10日

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富士山で起きた遭難事故をまとめています。

51歳女性 転倒で足首骨折

開山初日のトラブル

静岡県側の山開きとなった7月10日、須走口5合目付近で転倒した女性が足首を骨折して救助されました。

須走口5合目の樹林帯は溶岩が凸凹しています。登るときはさほどでもないですが、下りで転ぶと骨折することもあるので、足をどこに降ろせば安全か、よく考えながら下りましょう。

News!

産経新聞の公式WEBサイト、産経ニュースからの引用です。

富士山で米人女性けが 静岡側の開山初日

2015.7.10 16:16

 10日午前9時45分ごろ、静岡県側の富士山須走口5合目付近で、下山中だったアメリカ国籍のメイガン・クリスティーヌさん(51)が転倒し、病院に運ばれた。御殿場署によると、右足首を骨折したとみられる。富士山は同日、静岡県側の山開きだった。

 同署によると、メイガンさんはツアーで静岡県側から入山して登頂。山小屋で1泊して下山する最中だった。
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50代女性 行方不明、70人で捜索

消えた女性 発見された場所は・・・

一方、富士宮口では登山イベントに参加した50代の女性が行方不明になり、70人で捜索した結果、直線距離で30kmほど離れた沼津市で発見されました。何を言っているのか分からないと思いますが、神隠しとか、そういうチャチなものじゃありません。

単に、誰にも伝えずに下山してしまった女性と、そういうことを予期して事前に離脱する場合の連絡方法や、列の殿(しんがり=最後尾)に脱落者をケアする担当者をおかなかった運営側の不備によるものです。

こういうイベントやツアーに限らず、家族であっても登山中のパーティを分割しないのは基本中の基本です。実際に、親とはぐれた子供や、子供とはぐれた親が行方不明になったとして遭難騒ぎを起こすケースが富士山に限らず多くの山で起きています。はぐれないようにすることはもとより、はぐれた場合の連絡方法、落ち合う場所などを事前に決めて、周知徹底しておくことが大事です。

News!

静岡新聞の公式WEBサイト、アットエスからの引用です。

山開きウオーク、途中で女性帰宅 富士宮、一時捜索

(2015/7/11 07:46)

 富士山が静岡県側で山開きした10日、登山口のある富士宮市で行われた「お山開きウオーク」に参加した沼津市の50代女性が一時、行方不明になり、富士宮署などが捜索活動する“騒ぎ”があった。
 女性はウオーク途中で帰宅していた。携帯電話を所持しておらず、帰宅するまで連絡が取れなかったという。同署によると、会員が午後2時45分ごろ、参加女性が行方不明になったと110番。同署と富士宮市消防本部、市消防団は一時、70人態勢で捜索した。
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