HOME ページ選択 遭難事故の記録 2014年2014年8月30日

文字サイズ

標準特大
LastUpdate 2016/04/28

富士山遭難事故の記録 2014年 8月30日

このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る

富士山で起きた遭難事故をまとめています。

52歳男性 一人で下山中に病死

富士山吉田口6合目から5合目へ下山中の男性が倒れているのを登山者が発見。搬送された病院で死亡が確認されました。

死因は病死とのことですが、この男性はツアーに参加していて、体調不良から一人で下山していたとのことです。もし誰かが付き添っていたら、最悪の事態を避け得た可能性があります。病死自体はツアー会社やツアーガイドの責任ではありませんが、他の客を連れて登山を継続していたこのツアーのガイドは、自分のお客さんがこのような事態に陥っていることを全く把握していなかったでしょう。

つまり、この死亡した男性を発見したのは他の登山者であり、救助を要請するなど登山を中断させる迷惑を掛けているわけです。困ったときはお互い様とはいえ、自分のお客さんに不慮の事故などが起きたときに全く無関係の人々を巻き込み、対処を委ねざるを得ない現在のツアーのシステムは、考え直すべきときに来ているのではないでしょうか?

News!

山梨日日新聞・山梨放送が運営する富士山NETからの引用です。

富士登山中の52歳男性病死

山梨日日新聞:2014年08月31日(日)

 30日午後1時半ごろ、富士山6合目近くの登山道で、神奈川県厚木市の会社員男性(52)が倒れているのを登山者が発見、6合目の安全指導センターに通報した。男性は富士吉田市内の病院に搬送されたが、死亡が確認された。死因は病死。

 富士吉田署によると、男性は登山ガイドを含む16人の登山ツアーに参加し、同日午後0時45分ごろに5合目を出発。6合目の手前で体調不良を訴え、登山を断念して1人で下山していたという。

 富士山では27日にも長崎県佐世保市の無職女性(74)が8合目の登山道で心肺停止となり、病死している。

▲TOP