富士山吉田口6合目から5合目へ下山中の男性が倒れているのを登山者が発見。搬送された病院で死亡が確認されました。
死因は病死とのことですが、この男性はツアーに参加していて、体調不良から一人で下山していたとのことです。もし誰かが付き添っていたら、最悪の事態を避け得た可能性があります。病死自体はツアー会社やツアーガイドの責任ではありませんが、他の客を連れて登山を継続していたこのツアーのガイドは、自分のお客さんがこのような事態に陥っていることを全く把握していなかったでしょう。
つまり、この死亡した男性を発見したのは他の登山者であり、救助を要請するなど登山を中断させる迷惑を掛けているわけです。困ったときはお互い様とはいえ、自分のお客さんに不慮の事故などが起きたときに全く無関係の人々を巻き込み、対処を委ねざるを得ない現在のツアーのシステムは、考え直すべきときに来ているのではないでしょうか?