63歳男性 足首の怪我で歩行困難
63歳の男性が、富士宮口7合目で転んで足首を負傷し歩行が困難になったことから、救助されました。
47歳男性 高山病で?転倒
一方、同じ富士宮口の9合5勺では、転倒して唇を切った47歳の男性に高山病の症状も見られたために、隊員が5合目まで付き添って下山しました。恐らく、高山病で足元が覚束なくなって転倒したのでしょう。体調が悪くなったら、怪我をする前に撤退の判断をすることが大切です。怪我をしてからでは、自力下山もままなりません。
家族三人道迷い
宝永山と水ヶ塚を結ぶ須山口登山歩道で、母子と祖父の三世代の家族が、道に迷って救助されました。恐らく、地図かヘッドライトのどちらかを持たずに登ったのでしょう。
質問サイトなどでは、「富士登山に地図は必要ない」「日帰りならヘッドライトは持たなくて良い」などと無責任極まりない返答をする人を見かけます。そのような素人の知ったかぶりに惑わされてはいけません。富士山でも、現に道迷いは発生していますし、日帰りのつもりが下山が遅れてライトも無く立ち往生というのは、私も毎年見かけています。
登山では、準備していないトラブルには全く対処出来ません。道に迷ってから、「地図を持って来れば良かった」、日が暮れてから、「ライトを持って来れば良かった」と思っても、どうしようも無いのです。高々数千円をケチって命を危険に晒すのは、「愚か」と言う他、懸ける言葉がありません。