未だ通行止めの富士宮口9合5勺付近で、落石によって負傷した男性が救助されました。
落石は、雪解けのころに特に多く発生します。不安定な状態の岩石が雪の上に載っていて、雪が溶け出すことで支えを失い、斜面を転がり落ちてくるのです。雪の上を転がる落石は、岩の斜面と比較して音を立てないですから、落石にも気がつきにくくなります。
通行止めが解除されるときには、このような落石を起こしそうな岩も確認が行われ、必要であれば除去など対策が取られて初めて通行可能となります。通行止めは、単に残雪が多いとか単純なことが理由で行われているのではありません。自分で自分の身を守れない、怪我をしても自力下山が出来ないような人は、通行止め解除まで待ちましょう。