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富士山遭難事故の記録 2014年 7月13日

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富士山で起きた遭難事故をまとめています。

32歳男性 落石で足首打撲

未だ通行止めの富士宮口9合5勺付近で、落石によって負傷した男性が救助されました。

落石は、雪解けのころに特に多く発生します。不安定な状態の岩石が雪の上に載っていて、雪が溶け出すことで支えを失い、斜面を転がり落ちてくるのです。雪の上を転がる落石は、岩の斜面と比較して音を立てないですから、落石にも気がつきにくくなります。

通行止めが解除されるときには、このような落石を起こしそうな岩も確認が行われ、必要であれば除去など対策が取られて初めて通行可能となります。通行止めは、単に残雪が多いとか単純なことが理由で行われているのではありません。自分で自分の身を守れない、怪我をしても自力下山が出来ないような人は、通行止め解除まで待ちましょう。

News!

静岡新聞の公式WEBサイト、アットエスからの引用です。

落石で男性打撲 閉鎖中の富士宮口

(2014/7/14 07:42)

 13日午前4時50分ごろ、富士山富士宮口9合5勺(しゃく)=3590メートル=付近で、都内のブラジル人男性(32)が落石で足首を打撲した、と同行の登山仲間を通じて8合目に常駐の県警山岳遭難救助隊に連絡した。男性は隊員らの介助で下山した。
 富士宮署によると、男性は仲間5人とシャトルバスを使って5合目に入り、12日午後9時ごろ登山を始めた。残雪の影響で山頂まで全面開通していない富士宮口で必要な登山計画書は未提出とみられ、徹夜で登下山する「弾丸登山」だったという。
 富士宮口の8合目以上は冬季閉鎖中(通行止め)。登山道が未整備のため落石の危険性が高く、県警は登山自粛を呼び掛けている。

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