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富士山遭難事故の記録 2010年 12月4日

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富士山で起きた遭難事故をまとめています。

46歳男性 「左腕を骨折した」と110番

場所がどこか分かりませんが、転倒して左腕を骨折したとの通報。しかし、すでに時間が遅いので救助隊もその日は出動出来ず、翌朝からの救助開始となったのでしょう。

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意識不明で発見、病院で死亡を確認

早朝からの救助も間に合わず、意識不明で倒れているところを発見。病院へ搬送されたものの、死亡が確認されました。

「左腕を骨折」とだけ見ると自力下山が可能なように思えますが、腕を骨折するほどの衝撃を受ける転落、もしくは滑落であろうこと。そして、この時期としては遅過ぎる登山時間が生死を分けたのでしょう。

この日の日の入り時刻は16時44分ですから、下山途中とはいえ午後2時で8合目は少し遅いですね。何かトラブルがあったらすぐに日没時間切れです。もっと余裕を持って計画を立てていれば、違った結果になっていたはずです。

News!

日本経済新聞が運営するWEBサイトからの引用です。

富士登山で遭難 山梨の市議が死亡

2010/12/5 20:16

4日午後2時ごろ、富士山を登山中の山梨県南アルプス市藤田、同市市議、亀ケ川正広さん(46)から「転倒して左腕を骨折した」と110番があった。

静岡県警が捜索し5日午前、標高約3200メートルの8合目付近で、意識不明で倒れている亀ケ川さんを発見。ヘリコプターで静岡県伊豆の国市の病院に運ばれたが、5日午後6時すぎ、死亡が確認された。

県警によると、亀ケ川さんは4日早朝から日帰りの予定で単独で入山し、下山途中に遭難したとみられる。登山道から離れた場所で見つかった。〔共同〕

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事故原因

事故の原因は、どうやら走って下りたことのようです。

12月であれば、8合目までも雪が積もっているはずです。アイゼンを着けて走るとも思えないのですが、何があったのでしょう。

News!

元記事は山梨日日新聞のようですが、すでにリンク切れのようなので下記サイトから孫引きさせていただきました。

平成23年8月4日に

2010.12.29,Wed

<前略>

富士山で遭難の南ア市議、死亡

富士山の下山道で転倒し、動けなくなった南アルプス市内の男性を捜索していた静岡県警は5日、静岡県側の御殿場口8合目付近(標高3200メートル)で男性を発見した。持っていた免許証から同市議の亀ケ川正広さん(46)=同市藤田=と判明した。亀ケ川さんは心肺停止状態で、同県伊豆の国市内の病院に搬送されたが、死亡が確認された。
御殿場署によると、同日午前9時45分ごろ、静岡県警山岳遭難救助隊が雪上にあおむけの状態で倒れている亀ケ川さんを見つけた。富士山スカイライン沿いの駐車場(標高1200メートル付近)まで運び、ドクターヘリで病院に搬送した。
亀ケ川さんは日帰りの予定で単独で入山したという。4日午後2時ごろ「下山道を走って下りて転倒した。左腕を骨折して動けない」などと110番通報。県警は同日夜に捜索を打ち切り、5日早朝に再開した。
亀ケ川さんは1999年の旧若草町議選で初当選。2003年の南アルプス市発足後は市議を務め、現在3期目。本人のホームページなどによると、登山が趣味で、単独登山で踏破した山が記してある。
同市議会の久保田松幸議長は「突然のことで驚いている。熱心に議員活動に取り組んでいたので、とても残念だ」と話している。

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