早朝からの救助も間に合わず、意識不明で倒れているところを発見。病院へ搬送されたものの、死亡が確認されました。
「左腕を骨折」とだけ見ると自力下山が可能なように思えますが、腕を骨折するほどの衝撃を受ける転落、もしくは滑落であろうこと。そして、この時期としては遅過ぎる登山時間が生死を分けたのでしょう。
この日の日の入り時刻は16時44分ですから、下山途中とはいえ午後2時で8合目は少し遅いですね。何かトラブルがあったらすぐに日没時間切れです。もっと余裕を持って計画を立てていれば、違った結果になっていたはずです。
事故の原因は、どうやら走って下りたことのようです。
12月であれば、8合目までも雪が積もっているはずです。アイゼンを着けて走るとも思えないのですが、何があったのでしょう。