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LastUpdate 2016/09/04

サマーレスキュー~天空の診療所~

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山に関するTV番組、『サマーレスキュー~天空の診療所~』を紹介しています。

★★★★★山に興味が無い人にも見て欲しい名作
★★★★山が好きなら見逃せない
★★★山が好きなら損は無い
★★暇があったら見てもいいかも
う~ん・・・

サマーレスキュー~天空の診療所~

サマーレスキュー~天空の診療所~
製作2012年/TBS
主演向井理/尾野真千子
評価★★

あと一歩、何かが足りない

標高2,500mという山の上にある、登山者を対象とした山岳診療所に派遣された若い医師を中心に描かれたヒューマン・ドラマです。富士山にも救護所があるように、北アルプスをはじめとした日本の山々にも少なからずこのような医療を施す施設があります。その多くはボランティアの医師や看護師、医学生によって無料で運営されています。

普段日のあたることの無い裏方の人々に目が向けられることはいいことだと思います。ただ、ドラマとしては、「診療所があって当たり前、医者が助けてくれて当たり前」という前提があるようで、そこに違和感を覚えます。基本的に、山でのことは自ら対処する、それが出来ないのであれば山に入るべきではないというのが登山を行う者の不文律であると私は思っています。このドラマが、これから登山を始める人に変な先入観を与えなければいいのですが。

私は普段ドラマはあまり見ないので、向井理さんの名前の読み方も分からないぐらいですが、出演者の中では時任三郎さんがとても存在感のある演技でドラマを引っ張っている印象です。山の関係者から見たら突っ込みどころ満載なのでしょうが、ちょっと山に興味があるぐらいの人が取っ掛かりとして見るには悪くないと思います。ドラマとしてもベタなストーリーではありますが、変に奇を衒っていないので肩が凝らないのがいいですね。

(追記:星減点しました。話の展開がワンパターン過ぎます。山が舞台ならではのスケール感を期待していたのですが、山小屋の周囲の狭い範囲で繰り返されるコップの中の嵐だけと思えます。時任さんも、抑えた演技のときはいいのですが、感情を見せる演技では意外と・・・)

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