登る女

登山番組に演出など不要

最近は、若い女性登山者も増えて来て、「山ガール」なる存在がにわかに注目を集めるようにもなりました。そういうブームを受けてなのか、女優の小島聖さんが日本各地の山を登る番組が、2010年から2011年にかけて放送されていました。第二期は中山エミリさんが引き継ぎ、すでに放送も終了しています。プライベートでも登山が趣味と言う小島聖さんの第一期のオススメ度は四つ星ですが、中山エミリさんは登山自体にはあまり興味が無いようで、第二期に関しては二つ星です。やはり、『登る女』と言うからには、楽しんで登っている様子が見たいですよね。仕事で『登らされている女』ではなく。

作りは極めてシンプルで、小島さんや中山さんをメインに、その友人数人とガイドが一緒に山を登るというだけのものです。しかし、登山とは本来このようにシンプルなものですから、ある意味過剰な演出がなくて好ましいとも言えます。変なタレントがワーワー騒ぎながら、大げさに感動して見せたりということもなく、30分という時間もちょっと見るにはいい感じです。1～2回目は、富士山の吉田口一合目下の馬返から登っています。あまり参考になるということはないのですが、登山の雰囲気を知るには、いいかも知れません。また、自分がすでに登った山を改めて映像で見かえすのも一興でしょう。

第一期分はDVDで発売されており、本屋さんで購入出来ます。また、再放送も時々やっているので、BSが見られる環境であればチェックしてみてください。

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