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LastUpdate 2016/09/04

アイガー・サンクション

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山に関する映画、『アイガー・サンクション』を紹介しています。

★★★★★山に興味が無い人にも見て欲しい名作
★★★★山が好きなら見逃せない
★★★山が好きなら損は無い
★★暇があったら見てもいいかも
う~ん・・・

アイガー・サンクション

アイガー・サンクション
製作1975年/アメリカ
監督クリント・イーストウッド
主演クリント・イーストウッド
評価★★

山を舞台にしたB級映画

クリント・イーストウッド監督・主演の、監督としては初期の作品です。結論から言うと、典型的な"お色気とアクション"のB級映画で、シチュエーションとして登山が盛り込まれてはいますが、本格的な登山映画を期待して見るものではありません。

しかしながら、モニュメント・バレーを舞台とした前半のトレーニング部と、三大北壁(ほくへき)と称されるスイスアルプス岩壁登攀の聖地のひとつ、アイガー北壁を舞台とした後半の登山シーンでは、当時はCGなどほとんどなかった時代ということもあり、実写によるスケールの大きな風景は一見の価値があるでしょう。

基本プロットはスパイものということになりますが、それほど洗練されたストーリーが展開されるわけでもなく、登山の場面も多少欧州登山史に詳しい人であればどこかで見たようなシーンであり、どこから着想を得ているのかすぐに分かるでしょう。逆に、映画内でロケーションの詳しい説明などは行われていないので、山の中に鉄道が走っていて、山腹に通用路があることなど前知識がなければ何がどうなっているのか話についていけない点もあり、消化不良の面が気になります。

アイガー・サンクションというそのままの題名で書籍化もされていますが、こちらが原作ということではなく、映画を元にノベル化されたものだと思われます。

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