127時間
山に関する映画、『127時間』を紹介しています。
★★★★★山に興味が無い人にも見て欲しい名作
★★★★山が好きなら見逃せない
★★★山が好きなら損は無い
★★暇があったら見てもいいかも
★う~ん・・・
山に関する映画、『127時間』を紹介しています。
★★★★★山に興味が無い人にも見て欲しい名作
★★★★山が好きなら見逃せない
★★★山が好きなら損は無い
★★暇があったら見てもいいかも
★う~ん・・・
127時間 | |
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製作 | 2010年/アメリカ・イギリス |
監督 | ダニー・ボイル |
主演 | ジェームズ・フランコ |
評価 | ★ |
作り手の自己満足
荒野の渓谷で独りロッククライミングを楽しむ青年が、岩に手を挟まれ、誰も助けに来ない状況から脱出するまでを描いたサバイバル・ムービー。
良くも悪くも「今風」の作品と言えるでしょうか。内容以前に「見せ方」に拘って奇を衒い過ぎているのがマイナスです。時折差し挟まれる奇抜なアングルや不協和音を強調した現代的な音楽を、「芸術的」と評価する向きもあるようですが、私としては却って感情移入を妨げるものでしかありませんでした。それは、過剰なまでの幻覚シーンも同様です。基本的には「密室ドラマ」的な面がありますから、そのようにして間をつなぐしかないのは分かりますが、あまりやり過ぎると現実と空想の狭間が曖昧になってリアリティが薄れてしまう気がします。
内容の方はといえば、ある程度登山などのアウトドアをやっている人であれば、共感出来る部分があると思います。ですが、「そこから先」が無いのです。結論としては、「また見たい」と思える作品ではありません。中学生以下に見せるのも薦められません。それと、度々不快な描写もあります。例えば、水が無くなって自分の小便を飲むことになるのですが、それをビジュアル的なギミックを使うことで、さらに気持ち悪さを誘っています。監督としては意図した通りなのでしょうが、見ていて吐き気を覚えます(比喩ではなく、現実に)。「血」に弱い人も避けた方がいいかも知れません。