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LastUpdate 2016/09/04

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山に関する漫画、『岳』を紹介しています。

★★★★★山に興味が無い人にも見て欲しい名作
★★★★山が好きなら見逃せない
★★★山が好きなら損は無い
★★暇があったら見てもいいかも
う~ん・・・

製作2007~12年/小学館
著者石塚真一
評価★★★★★

登山漫画の傑作

登山の「メッカ」北アルプスの長野県側を舞台に、山岳救助に携わるボランティアの島崎三歩と、長野県警山岳救助隊の新人隊員、椎名久美を軸に、山に魅せられ、山に生きる人々の交流を暖かい筆致で描いています。

登山というと、昔は男くさいイメージで、かつての同種の漫画もそのような視点から描かれたものが多かったですが、この漫画は登山をしたことが無い人でも、人間ドラマとして読める好著です。一方で、登山に関する描写が正確でない部分があるという批判もあるので、あくまでフィクションの物語として楽しむべきでしょう。

登山には危険もあり、しかし、危険なだけではない。その現実を真正面から捉えながら、誰もが共感できるシナリオ作りが見事です。山の魅力がいっぱい詰まった本書はお薦めです。

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